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最後の原稿。
今回の書籍執筆のあとがきを、未編集ですが公開。

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ここまでお読みいただいた、親愛なる全てのドライバーの皆さまに
心より感謝申し上げます。

ところで私事になりますが、
これは以前に普通二種教習を始めたばかりのお話。
15年前、私は試験場で普通二種免許を取得し、
都内にある特定届出教習所で技能指導員として
教習に従事してまいりました。

そして、あるタクシー会社から養成員として練習にいらした
年配の女性に出会いました。
ペーパードライバーの方でしたが、とても感じのいいご婦人でした。
しかし、1ヶ月を過ぎてもなかなか上達せず、
いつになったら試験に合格できるのだろうと思いつつ、
時間ばかりが過ぎて行きました。

ある日のこと、いつものように教習をしていたとき、上司が
そのご婦人を教習することになり、私は後ろの座席で見学することになったのですが、そこで私は今までの教習所で培ってきた方針が
まるで通用しないということを嫌というほど思い知らされました。
それは単に運転できていればいいというわけではなく、
「人を乗せてお金をいただけるような運転」を主眼に置いた、
傍から見ていてもそれは厳しい教習だったのです。

けれど、よくよく考えてみれば当然のこと。

なのに、私はそのご婦人がこれからタクシードライバーとして
生きていく現実を考えず、ただ運転に慣れてもらう事だけを考えて
教習していたことに気がつき、悔しい思いと指導員としての
己の未熟さ・甘さに情けない思いで一杯になりました。

その後、ご婦人の表情は険しくなり、見る見るうちに上達していきました。
そして数日後、無事に合格されたのです。
 
最近、多くのタクシー会社が女性ドライバーを歓迎しています。
それは全ての女性ドライバーがそうだとは申しませんが、
サービスの向上という面から見ても、女性の方が
「人に対する思いやり」の心を持っているからです。
正直、技術面では男性のほうが優れていることも多いと思います。
しかしそれと同時に大切なのは、ハンドルを握るドライバーの「心」なのです。

無事に第二種免許を取得し、プロドライバーとしてハンドルを握る
皆さまへ。
これからが、真のプロドライバーとして試されるということを忘れないで下さい。
そして、さまざまなドライバーに対して
「本当の運転は思いやりからくるもの」と言うことを、日々の運転を通して伝え、導いてください。

皆さまの意識が、悲惨な交通事故を少しでも減らす為の大きな力となりますように。


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